ARマニュアル

実機に重ねて AR でインストラクションを表示することで、複雑なマニュアル文書を読む手間を省き、作業員の負担を軽減。複雑な組立作業やメンテナンスを必要とする現場における、作業時間の短縮やヒューマンエラー防止に最適なARソリューションです。

欧州宇宙機関(ESA)及び GE Aviation との共同プロジェクトの一環として、Misterineでは技術データからARマニュアルを半自動的に生成できるソフトウェアの開発を行っています。このARオーサリングツールにより、企業内でのARインストラクション作成及びカスタマイズが可能となるため、変化に対する迅速な対応及びデータセキュリティの強化が期待できます。

トレーニング

ARインストラクションを用いて、装置の使い方および作業手順についての知識を効率的に習得できる、トレーニングのためのARソリューション。それぞれの工程において、作業内容の詳細や部品の内部構造も確認できるため、トレーナーの負担軽減やトレーニング期間の短縮が望めます。トレーニング用の実機購入が困難な場合や実機を置くスペースがない場合は、VRで生成された実機モデルを用いて ARインストラクションを表示することもできます。

品質保証

ARシステムに統合された高度な画像認識技術により、作業員の行動監視、ヒューマンエラーの検知、行動修正の指示、統計情報の記録を実現。作業要領書や部品情報のAR表示と組み合わせることで、解体・洗浄・検査・修理といったあらゆるメンテナンス活動における品質保証レベルの向上が望めます。

生産ライン

一個流し生産におけるタクトタイムの短縮およびヒューマンエラーの防止にも、ARの活用が効果的です。現在最も注目されている仕組みは、生産ラインの作業員に組立部品が流れてきた際、頭上に設置されたカメラが製品の種類を認識し、ソフトウェアが必要な部品を判断。その後、頭上に設置されたプロジェクターが作業机にインストラクションを投影する、というもの。指示書を読む手間が省けるため、作業の効率化を図ることができます。

large scale factory ultracontrast_WIDE

VIPERプロジェクト

Misterine, GE Aviation, ESA(欧州宇宙機関)が主導する、共同開発プロジェクト。非常に複雑な部品で構成されたGE製航空機エンジンを対象に、組み立て工程用の作業要領書となる「ARマニュアル」の開発を行っています。

Misterineではこの一環として、CADや技術データを基にARで表示したい内容(手順の基本構造、アニメーション、説明文等)を自動・半自動・手動で生成できる、ARオーサリングツールを開発。このARオーサリングツールは 「CADデータをインポート → その意味論的情報を分析 → 作業マニュアルやトレーニングプロトコルを自動生成するための関連情報を追加」という流れで構成されており、後にインプットデータが変更された場合の整合性チェック機能も兼ね備えています。

ARマニュアルは、スマートフォン、タブレット、スマートグラスといった様々なデバイス上での再生に対応。最近では「高度な画像認識技術による監視機能」および「高精度な空間追跡技術によるナビゲーション機能」を組み合わせることによる、産業工程における効率性及び安全性の向上にも注目が集まっています。

VIPERプロジェクトは現在最終段階にあり、2020年完了の予定です。詳細はこちら.をご覧ください。

AR活用のメリット

作業マニュアルや文書の視覚化

  • 作業時間の短縮(特にインプットデータが可変である場合)
  • 人手不足の解消(特に熟練技能者不足の解消)
  • 業務効率の向上
  • トレーニング負担の軽減


画像認識によるエラー検知および行動修正

  • ヒューマンエラーの防止
  • 品質保証の向上
  • 統計情報の自動記録、レポートの自動作成